Zohoユーザーとメールの移行ウィザード
Zohoユーザーとメールの移行ウィザードを使用して、Active Directory/Exchange環境からのユーザー検出と、Zoho Mail組織アカウントにおけるアカウントへのメールの移行を実行できます。組織ユーザーは、このウィザードを使用することで、Exchangeからのユーザー検出と移行が可能になるだけでなく、PSTやEMLなどのさまざまな形式のメールを移行したり、Zoho Mailのアカウントにメールをインポートして、場所や時間にかかわらずアクセスしたりすることも可能になります。Exchange移行ツールは、こちらからダウンロードできます。
また、メールがサーバー上で利用可能であり、POP/IMAP経由でアクセスできる場合は、コントロールパネルからPOP/IMAP移行ツールを使用することもできます。ただし、インポートできるのはメールのみです。予定表や連絡先などは、手動で移行する必要があります。support@zohomail.comにお問い合わせいただくと、Zohoユーザーとメールの移行ウィザードのダウンロードリンクを無料で入手できます。
移行ウィザードには、多様な要件に応じて、次のようなさまざまなオプションが用意されています。
Active DirectoryからのZoho Mailユーザーの検出と移行 - Active Directory環境からのユーザーの検出と移行を行えます。
ExchangeからのZoho Mailの移行 - Microsoft Exchange Serverからメール、予定表、連絡先、タスク、メモを移行できます。
Outlook-PSTからのZoho Mailの移行 - メール、予定表、連絡先、タスク、メモを、PSTファイルからユーザーアカウントに移行できます。
EMLからのZoho Mailの移行 - 初期設定のメール形式(EML)から、メールを移行できます。
移行ウィザードの適用:
移行ウィザードを使用して、さまざまなデータ元からユーザー/メールを移行できます。
Active Directoryからのユーザー検出 - Active Directoryアカウントに接続してユーザーアカウントを自動検出し、LDAPサーバーから直接Zoho Mailのアカウントを自動設定します。エクスポートやインポートの面倒な操作は必要ありません。
Microsoft Exchange Server - メール、予定表、連絡先、タスク、メモを、Exchange Serverアカウントから、新たに設定したユーザーのZoho Mailアカウントへ移行します。
ホスト型Exchange - 管理者はローカルサーバー上で移行ツールを使用し、ホスト型Exchange管理者アカウントに接続して、移行を実行できます。
PST/Outlookファイル - メール、予定表、連絡先、タスク、メモを、ユーザーのPSTファイルから、Zoho Mailの各アカウントに移行できます。
EML形式(.eml)ファイル - ファイルを圧縮し、汎用的な.eml形式で、Zoho Mailの各アカウントにメールを移行できます。
上記のすべての移行は、管理者がユーザーアカウントに対して実行できます。ユーザーはウィザードを使用し、PSTファイルまたはEMLファイルの形式で、自分のメールをZoho Mailに移行できます。
システム要件:
移行ウィザードは、.NET Framework 4.6 Runtimeがインストールされている、Windowsシステム(Windows XP/7/8)にのみインストールできます。最新の64ビットWindows OSシステムの一部は、このバージョンの.NET Frameworkと共にプリインストールされています。システムにMicrosoft .NET Framework 3.5がインストールされていない場合は、こちらのリンクからダウンロードできます。
PSTまたはExchangeの移行にウィザードを使用している場合は、システムにMicrosoft Outlook 2003/2007または2010がインストールされていることを確認してください。移行ウィザードのインストール時には、ウィザードがシステムにインストールされているOutlookのバージョンのビットに対応していることを確認してください。たとえば、64ビット版のMicrosoft Outlookを使用している場合は、64ビット版の移行ウィザードをインストールしてください。同様に、32ビット版のOutlookを使用している場合は、32ビット版の移行ウィザードをインストールしてください。
注:
上記のランタイムライブラリーは、現在開発者のWebサイトから無料でダウンロードでき、発行者のWebサイトに掲載されている利用規約が適用されます。
インストールプロセス
移行プロセスを開始するには、移行ウィザードをインストールする必要があります。移行ウィザードをシステムにインストールすると、移行を実行するたびに、このウィザードを起動して利用できます。
Zoho Exchange移行ウィザードのインストール手順
- システム要件の指示に従って、ダウンロードセクションから、ZohoExchangeMigrationInstaller.exeをダウンロードしてください。
- ダウンロードしたファイルをクリックしてください。
- インストール時に変更しない限り、インストールパスは「C:\Zoho\Zoho Exchange Migration\」です。
- 画面の指示に従って、インストールの手順を実行してください。
- デスクトップに「Zoho Exchange Migration」へのショートカットが表示されるため、簡単にアクセスできます。
ウィザードを実行するための前提条件
- 複数のアカウントの移行を実行するには、Zoho組織の特権管理者/管理者の認証情報が必要です。
- 単一ユーザー/個人アカウントの移行を実行する場合、ユーザーはZoho認証情報でサインインし、移行手順を実行できます。管理者の認証情報は不要です。
- ツールがインストールされているドライブに、データのサイズの約2倍の空き領域があることを確認してください。PSTの移行の場合、PSTファイルの推奨サイズは約4GBです。
注:
このツールは、移行プロセスを開始し、データをZohoサーバーにアップロードするだけです。その後の処理はサーバーで行われます。移行時間は、次のようなさまざまな要因によって異なります。
- 移行するデータのサイズ
- 移行元サーバーによって受け入れられた接続
- 移行元サーバーの帯域幅