メール配信自動化の仕組み
まず、どのような対象者に、どのようなタイミングで、そして、どのようなメールを送るかを検討します。これは、シナリオやワークフローと呼ばれることがあります。フォローしたい対象者を定め、最適なフォローについて検討したら、その内容に基づいてメールの自動配信を設定します。いったん設定すると、条件に新たに適合した見込み客に対してメールが自動で配信されるため、アプローチの機会を逃しません。
Zoho Campaigns の活用方法
Zoho Campaigns では、さまざまなケースに応じてメールの自動配信を設定できるテンプレートを豊富に用意しています。そのため、難易度が高いと思われがちなメールの自動化にも手軽に取り組めます。見込み客のアクションに応じたメールフォローや休眠客の掘り起こし、既存顧客との良好な関係の構築などさまざまな用途において、メールの自動配信が活用できます。
ドラッグ&ドロップでメールの自動配信を設定
Zoho Campaigns ではドラッグ&ドロップで容易にメールの自動配信を設定できます。カスタマイズ可能な自動化テンプレートを活用して設定できるうえ、テンプレートにあるシナリオを参考にして貴社オリジナルの自動配信を作成することもできます。
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見込み客を効果的に育成
資料ダウンロードやイベント参加などによって、見込み客の興味・関心が高まった直後に、自動でメールを送信してフォローすることができます。これにより、見込み客の興味・関心を維持し、次の検討ステージに促すことにもつながります。また、メールへの反応などから確度が高まったと思われる見込み客の情報をCRMシステムに連携させることもできます。ホットな見込み客を営業チームからすかさずフォローすることで、より商談や売上につながる可能性が高まります。
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顧客との良好な関係性を維持
新規顧客への歓迎メールをはじめ、製品や商品をスムーズに使っていただくためのコンテンツやトレーニング情報なども定期的に自動配信できます。このように、顧客のステージに合わせたメールを抜けもれなく自動配信することで、顧客との関係性をより強固で安定したものにできます。
自動返信
見込み客や顧客の行動に応じて、フォローアップメールを自動配信することができます。また、季節ごとのプロモーションや誕生日・記念日のお祝いなど、特定の日付や事前に設定した間隔でメールを送信することも可能です。
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購入後など、ある日付を起点としたフォローアップやプロモーション
日付基準による自動返信では、特定の日付から一定日数が経過したときにメールを送信できます。BtoB向けの商材であれば、顧客向けのヘルプ・トレーニングコンテンツや、サポート窓口の情報を配信したりできます。また、BtoC向けの商材であれば、定期購入を促すメールや、関連商品のプロモーションメールを設定可能です。
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ホリデーシーズンの売上を拡大
年末年始やクリスマスなど、ホリデーシーズン中は売れ行きがよく、業種によってはこの期間の売上が事業収益を左右します。特定の日付に、キャンペーン情報や割引クーポンなどを送信して、購買行動を促すことができます。また、BtoB 商材であれば、年度末の残り予算を狙ったプロモーションや、助成金の申請前などのタイミングを狙ってプロモーションすることなども可能です。
マーケティングオートメーションの中核となるメールマーケティング
メールマーケティングはマーケティングオートメーションにおいても重要な要素です。ステップメールなど、メールの自動化を活用することで、さまざまなケースに合わせて適切なメッセージを効率的に送信できます。このようにして、見込み客や顧客と効果的に接点を持ち、ナーチャリング(育成)していくことで、購買検討ステージを進める効果などが期待できます。また、見込み客の興味度合いなどを図ることができるため、確度が高いと思われる見込み客(ホットリード)をあぶり出すことが可能です。さらに、営業チームとのスムーズに連携することで、商談につなげるアプローチを実現できます。
このようなマーケティングオートメーションを活用したアプローチはかなり多くの企業で活用されています。ツールを使うとメールの自動配信を容易に設定できるため、担当者の時間や労力を抑えて、より効率的にナーチャリングできるようになります。また、顧客管理ツール(Zoho CRM、および一部他社製ツール)ともスムーズに連携させることができるため、より本格的なメールマーケティングに取り組めるうえ、営業チームともスムーズに連携できます。
マーケティングオートメーションのツールには高価なものもありますが、Zoho では手頃な価格の製品を用意しています。ぜひ、メールの自動化を活用して、商談・売上につながるアプローチを実現しましょう。