ビジネスインテリジェンス(BI)の定義
BIの起源は古くいまから半世紀以上前、IBM研究所の研究員が提唱したところから始まります。1990年代にかけて以下の意味合いで定義され、浸透していきました。
BIツールは次のような方にお勧めです
BIソフトウェアは、データを分析したい人なら誰でも使用できます。最もお勧めするのは表計算シートなど、現状での分析・集計に限界を感じている方です。今までかかっていた工数を削減するだけでなく、データを利用する側である組織の管理側により深い分析結果を提供することも可能です。BIソフトウェアは、現場からマネージャー、経営層に至るまで、データに基づいて情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。
- 企業規模
- 各種部門
各種企業タイプ
1. 中小企業
BIツールは高価で、大企業のみが使用していた時代がありました。しかし今日では、クラウドビジネスインテリジェンス(BI)ツールは、中小企業の方でも手頃な価格で利用できるようになりました。中小企業の方がBIツールのメリットを享受し、クラウド上でBIを使用するようになりました。
2. 大規模企業
英語では「データは新しい石油」と言われるほど、重要視されています。大企業はビジネスインテリジェンス(BI)分析ツールによって、日々の業務によって使用する各種アプリケーションやデータベースから継続的にデータを収集し、価値ある知見を掘り起こします。
各種部門
1. 営業
営業パイプラインの数か月先の見通しはどうなっていますか?営業成績トップ、また営業成績不振の担当者は誰ですか?利益を最大限にするため、どの地域と製品に注力すべきでしょうか?BIツールによって営業担当マネージャーは、これらの疑問に対する回答を得ることができます。
2. マーケティング
マーケティング担当者は、多くのチャネルで複数のマーケティングキャンペーンを同時並行で実施します。これらのキャンペーンはどの程度有効なのか、閲覧数などのマーケティング指標は訪問者の登録にどの程度関与しているのか、パフォーマンスが出ている地域や製品はどれか、これらの質問はすべてのマーケティング担当者が知りたいと考えていることであり、BIソフトウェアが答えを提供します。
3. 財務
経営層も含めた財務の専門家は、貸借対照表やキャッシュフロー、損益計算書などを確認するだけでなく、これらの財務データに関する詳細な質問をします。リアルタイムのデータを提供できるBIソフトウェアが客観的なデータを提供します。
4. 人事と採用
人事マネージャーは、採用人数、退職者数、従業員の効果的な活用、生産性傾向などについて、採用担当者は、求人枠が埋まるまでの平均期間、求人倍率、採用1人あたりのコスト、オファー受け入れ率などの指標をモニタリングする必要があります。これらのデータを1カ所で分析することが可能です。
5. オペレーション
オペレーションにかかる経費は組織のキャッシュフローにとって重要な部分を占めています。企業の財務は常に管理費を記録する必要があります。記入に漏れがあると、会社の業績に影響を与えるためです。BIソフトウェアは、オペレーションコストの監視にも有効です。
BIツール導入のメリット
企業がBIソフトウェアを使用するのはなぜでしょうか?BIソフトウェアを使用すべき理由は何でしょうか?BIツールがビジネスに及ぼすメリットをご紹介します。
大量のデータを処理
企業は常に多くのデータを処理しています。BIソフトウェアが生データを処理し、解析可能なグラフィックレポートに変換します。
あらゆるデータを可視化
あらゆる種類のデータを直観的に操作し、視覚的なレポートを作成することができます。
分散したデータを1つに
分割された表計算シートや、利用ツール毎に分散したデータを1カ所に集約します。
PDCAサイクルの高速化
問題の原因を特定し、それらを修正するためにとるべきアクションを迅速に実行することができます。
業務フローを最適化
作成した視覚的レポートに基づき、業務フローやプロセスを最適化できます。
潜在的な経営指標を特定
どの地域に注力すべきか、どの製品が企業の業績に貢献するのかなど、ビジネスにおけるポテンシャルを特定します。
経費削減
無駄な出費を生み出す不要な経費を特定し、それを止めます。
ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの効果
40%
生産性アップ
33%
売上アップ
40%
レポート作成工数減少
35%
ROIアップ
26%
経費削減
35%
待ち時間短縮
BIツールのサイクル
- データの集約
複数システムのデータを1カ所に
- データの準備
データの加工や整理を自動化
- BI
- データの可視化
ひと目でわかる形に変換
- 共有
必要な人に必要な分析結果を届ける
BIにおける重要機能
1. データの取り込み
検討中のBIツールが、お使いのツールやシステムからのデータの分析に対応できることを確認しましょう。データは、ファイル形式やWebフィードのURL、データベース(オンプレミスとクラウド上の両方)、ビジネスアプリなど、あらゆるところに存在します。選択したビジネスインテリジェンスソフトウェアは、あらゆるソースから得たデータに接続できる必要があります。
2. データの可視化
可視化機能は重要なポイントです。画像の無意識に認知する視覚的特性(色や形、空間的な位置や動きなど、データの可視化を構成するもの)を目と脳が捉えるのに0.5秒もかからないためです。豊富な表やグラフ、地図上へのマッピング機能など、より理解しやすい形に変更・カスタマイズすることが可能です。
3. セルフサービス
経営戦略の策定において、データによる裏付けが日々重要視されています。組織として一元化されたデータを所有できるだけではなく、組織の全員がそれにアクセスして、さらにそのデータをカスタマイズする権限を与えられることで、ユーザーは自らデータを能動的に分析するようになります。BIソフトウェアは、あらゆるビジネスユーザーにとって使いやすいものであるべきです。
4. 共有・共同作業
分析結果は速やかに関係者に共有する必要があります。データベース上にデータを蓄積しているので、複数人で同時に編集、書き込みなどの操作が可能です。細やかな権限設定により、ユーザーごとに表示範囲や編集範囲を設定したり、社内外の関係者への共有設定も管理者ユーザーによって一元管理することができます。
5. リモートワークにも対応
クラウド型BIツールでは、インターネット環境さえあれば会社のみならず、自宅などのリモート環境からでもアクセスすることが可能です。また、モバイルアプリがあればスマートフォンからでも重要なビジネス指標を確認できます。
まずは無料お試しでBIツールを導入
10年以上データ分析・BIツールを提供しているZoho Analyticsは、世界中の120を超える国々において、1,000万人を超えるビジネスユーザーと10万社を超える企業にご愛顧いただいています。 巨大なデータを集約し、さまざまな角度から分析・可視化。分析結果を社内外とスムーズに共有でき、迅速な意思決定をサポートします。
無料トライアル