高度なセキュリティ設定
Zoho Mailは、組織向けに高度なメールセキュリティを設定できるようにすることで、安全なメールサービスおよびコラボレーションプラットホームを提供します。[メッセージ識別用ブランドインジケーター](BIMI)は、送信したメールの受信者の受信トレイにブランドのロゴを表示するメール認証技術です。
BIMI - 概略
BIMIはメールセキュリティプロトコルで、現在は少数のメールプロバイダーによってサポートされています。送信するメールに組織のロゴを表示すると、メールの信頼性やブランドの信用性が向上します。BIMIを設定すると、BIMIに対応するメールクライアントは、ロゴを自動で表示します。
BIMI設定前の必須設定
管理者として、BIMIを設定する前に完了すべき必須設定があります。
- ドメイン用のMX、SPF、DKIM、DMARCを設定します。
- 推奨に従って、ブランドロゴをパブリックWebサーバーにアップロードします。
- ロゴの検証済みマーク証明書を生成します。
- BIMI認定証明書プロバイダーから検証済みマーク証明書(VMC)を入手するには、ブランドロゴが組織の正当な商標であることが重要です。
- VMCライセンスのサブスクリプションを有効にします。
- DMARC認証が失敗した場合に実行される処理(隔離または拒否)を設定する必要があります。ポリシーの割合は100%である必要があります。
BIMIの推奨ロゴ
BIMI認証用にアップロードするロゴは、BIMIが規定する標準に準拠している必要があります。画像は、BIMIによる使用する特定のスケールベクターグラフィックス(SVG)プロファイルにある必要があります。BIMIの画像作成については、以下のガイドラインに従ってください。
- 「tiny-ps」に[baseProfile]の属性を設定して、[バージョン]の属性を「1.2」に設定します。
- [名前]に組織名を入力して、[説明]に説明を入力します。
- 外部リンクや参照(特定のXML名前空間以外)がないようにします。
- メールに表示する際の対応性を高めるために、画像を正方形のアスペクト比で中央に配置します。
- 画像のサイズは、32KB未満にしてください。
- 背景は単色にしてください。
- スクリプト、アニメーション、その他の要素を追加しないでください。
- <svg>ルート要素内に [x=]または[y=] 属性を含めないでください。
詳細については、BIMIのロゴガイドラインを参考にしてください。
Zoho Mail管理画面へのBIMI設定
必須設定を完了後、BIMIロゴをアップロードし、有効なVMCを生成し、BIMIを設定するため、以下の手順に従ってください。
- Zoho Mail管理画面にログインして、左側の面で、[ドメイン]を選択します。
- BIMIを設定したいドメインを選択してください。
- [メール設定]に移動して、[BIMI]を選択する。
- Webサーバーで発行した[BIMIロゴURL]を入力します。
- ロゴの所有権を証明するために[VMC URL]を入力します。VMCファイルは[.pem]形式で、Web上にホストされている必要があります。
- [生成する]をクリックします。選択したドメインのBIMIレコードが表示されます。
- 管理画面から[BIMIレコード]をコピーします。
- ドメインプロバイダーのポータルにログインします。
- TXTレコードを追加する手順に従って、DNS管理ページでBIMIレコードを発行します。
- サンプルTXTの値 "v=BIMI1;l=[SVG URL]; a=[PEM URL]
- Zoho Mail管理画面に移動して、[BIMIレコードを認証する]をクリックします。
メモ:
- 受信者のメールプロバイダーがBIMIに対応している場合にのみ、ブランドのロゴがエンドユーザーの受信トレイに表示されます。
- この機能は、有料プランをご利用の組織でのみご利用いただけます。詳細については、support@zohomail.comにご連絡ください。