アメリカでもっとも注目すべき文化輸出品の一つは、その使い古された商売のレトリック(修辞法)です。レトリックを惜しみなく利用できるおかげで、世界中の人々が現在、もぎとりやすい果実を味わうことができ(簡単な目標を達成でき)、アイデアがあればすぐに旗竿を掲げ(アイデアを話してみて反応を探り)、ペットのアヒルを列に並べ(準備を整え)、魚の入った樽の蓋を空けて釣る準備をする(極めて容易に作業する)ことができます。

……けれども、「ドッグフーディング」?自分の犬の餌を食べる??いったいビジネスと何の関係があるのでしょう?簡単にいえば、「ドッグフーディング」という表現は、顧客に提供する前に自社の製品とサービスを使用する企業のことを指します。

Zohoは実はこれを実践しています。 Zohoは、Zohoサービス上で運営されています。 つまり、ZohoはZohoのソフトウェアを使用してビジネス全体を運営しています。Zohoには、世界中で約5,000人の従業員がおり、150カ国以上で3,500万人のユーザーにサービスを提供しています。Zohoの業務はすべてクラウド上にあり、Zohoアプリケーション上で遂行されます。すべての従業員は、Zohoのオフィスアプリ、オンラインメール「Zoho Mail」、オンラインチャット「Zoho Cliq」、コラボレーションツール「Zoho Connect」などを使用しています。Zohoのセールス&マーケティングチームは、クラウド型顧客管理/営業支援サービス「Zoho CRM」、メール一括配信サービス「Zoho Campaigns」、クラウド型SNS管理サービス「Zoho Social」を使用しています。Zohoのサポートチームはクラウド型問い合わせ管理サービス「Zoho Desk」を使用してお客様にサポートサービスを提供しています。Zohoはクラウド型採用管理サービス「Zoho Recruit」で人材を採用し、クラウド型人事管理サービス「Zoho People」で従業員を管理し、クラウド型財務管理サービス「Zoho Books」を使って、会計処理を行っています。Zohoの製品開発チームの多くは、クラウド型プロジェクト管理サービス「Zoho Projects」を使用して製品のリリースを計画し、調整しています。クラウド型BIレポートサービス「Zoho Analytics」では、製品や国別の週間収益などの指標を分析しています。その他の多くのZohoビジネスアプリがあり、Zoho内でも役立っています。

また、クラウド型DBアプリケーション構築サービス「Zoho Creator」で独自に構築したカスタムアプリケーションも使用しています。昼食の注文管理アプリや、販促資料のレビュープロセスを管理するアプリなどです。その他数多くのアプリを使用して、現場のニーズや業務プロセスに合わせた処理と管理を実現しています。

Zohoのような大規模の企業において、大企業にとっては安全な選択肢と見なされ必ず使用される、Microsoft、Oracle、SAP、Salesforceなどのビジネスソフトウェアや、その他のエンタープライズソフトウェアベンダーを何も使用していないことは驚くべきことです。 この強烈な自制のもと成長を続けてきた結果、何百万ドルも節約でき、代わりに誇りを持って自社製品を開発することで、驚くべき価値を提供するに至りました。

ここで少し数字の話をしましょう。Zohoは、もしZohoと同じ機能を、先に挙げられた著名ベンダーなどのサードパーティ製のソフトウェアで実装してみたらどうなるか、という仮説検証をしてみました。Zohoは、主要な業務カテゴリを埋めるために、マーケティング、セールス、サポート、会計、人事、オフィススイート、およびその他の生産性向上ツールを選択しました。次に、それらのソフトウェアベンダーに問い合わせ、広告表示価格と比較して、Zohoの規模と従業員に実装した場合の費用を計算しました。

この検証では、最も高価なベンダーはもとより、最高価格のエディションのソフトウェアも選ばなかったにもかかわらず、12のアプリケーションで年間500万ドル以上の費用がかかることがわかりました。これに対して、Zohoソフトウェアを使用してその費用を支払う場合でも、年間300万ドル以上を節約できます。そして、Zohoなら、さらに多くのビジネスアプリを導入できます。この圧倒的なコストの節約は、Zohoの強みのほんの一部です。

複数のベンダーのソフトウェア製品は、連携して動作するようには設計されていません。多くのソフトウェアと有料のサービスを連携する費用は、ソフトウェア自体の費用の2〜3倍以上となりますが、これは、不幸にも顧客が負担することになります。費用を別としても、ユーザーは複数のサービス画面やワークフロー、管理ツールを学習するコストと、操作の煩雑さを負担しなければなりません。

このような事態は、非合理で間違っているのですが、企業はなぜかこれを受け入れています。年間500万ドルを超える高価なIT運営コストをかけている規模の企業を救済する方法があります。Zoho自身がそうしたように、Zohoソフトウェアを使用して、自社のビジネスを運営しましょう。

Zoho自身のソフトウェアを使用する理由は他にもあります。Zohoのソフトウェアは、Zoho内の複雑なニーズを満たすためにZohoサービスの改善に毎日努力を重ねています。そのため、お客様からのご要望に応えられる可能性も高くなります。

自社製品を毎日使用することで、自社製品の利益を享受する最初のユーザーとなるため、迅速で絶え間ない革新を推し進めることができます。Zohoはドッグフーディングに注力し始めてから、無数の新機能を追加しました。ウェブサイト訪問者追跡&チャットサービス「Zoho SalesIQ」とインタラクティブプレゼンテーションツール「Zoho Showtime」は、Zoho内のビジネスニーズから生まれた革新的な製品の例です。Zohoの主力製品であるビジネスオペレーションシステム「Zoho One」もこのようにして生まれました。今ではZohoのお客様もこれらの製品を利用できます。

なぜZohoが自社製品を使用しているのか、Zohoが「ドッグフーディング」という奇妙な美徳をもつ理由について、ご理解いただけましたか。

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