はじめに

Zoho Peopleでは、従業員の出退勤の時刻を記録し、確認できます。出退勤の設定では、出退勤の記録方法や所定の労働時間数などを設定できます。設定した内容に応じて労働時間が集計され、過不足分が表示されます。

出退勤の設定:

ホーム画面から、出退勤 > 設定に移動してください。

労働時間は以下の2つのいずれかの方法で設定できます:

最低労働時間なし:出勤として記録するのに必要な最低限の労働時間を設定しません。出退勤の記録があれば、労働時間に関係なく出勤したと記録されます。 

最低労働時間あり:出勤として記録するのに必要な最低限の労働時間を設定します(全日、半日それぞれの最低労働時間を設定可能です)。設定した労働時間以上勤務した場合のみ、出勤として記録されます。

一般:

基本的な設定が可能です。

  • 開始日: 

    設定した内容が、選択した日付以降に有効になります。

  • 標準のシフトの時間: 

    組織の標準のシフトの時間を設定します。

労働時間:

  • 労働時間の計算方法: 

労働時間の合計の計算方法として、最初の出勤&最後の退勤、または、すべての有効な出勤&退勤のいずれかを選択できます。

最初の出勤&最後の退勤:

こちらを選択すると、最初の出勤時刻と最後の退勤時刻の差から休憩時間を除いた時間が、合計労働時間として算出されます。出勤、退勤を複数回記録することが可能ですが、最初の出勤と最後の退勤以外の記録は、労働時間の算出時には考慮されません。

すべての有効な出勤&退勤:

有効な出勤、退勤の値をもとに、労働時間が算出されます。例:9:00 AMに出勤、11:00 AMに退勤、12:00 PMに出勤した場合、9:00 AMから11:00 AMの2時間のみが労働時間に含まれ、11:00 AMから12:00 PMの時間は含まれません。 

休憩時間:

指定した休憩時間を一律で労働時間から除外するかどうかを設定できます。除外する時間数を設定可能です。 

出勤の判定:

2つの方法から選択できます。

  • 最低勤務時間あり:半日、または、全日の勤務として必要な労働時間を設定できます。設定した時間に応じて、自動で半日、または、全日の出勤として記録されます。
  • 最低勤務時間なし:最低の労働時間を定めない方法です。例えば、所定の労働時間を8時間として設定します。この方法では、労働時間数に関わらず、有効な出退勤の記録があれば出勤したものとして扱われます。

過不足の表示:

有効にすると、労働時間の過不足が表示されます。

最低労働時間ありで、全日出勤が8時間、半日出勤が4時間とした場合で、7時間のみしか出勤していない場合、半日出勤で半日不在として記録され、1時間分不足として表示されます。5時間のみ出勤した場合、半日出勤で半日不在、3時間分不足として記録されます。一方、10時間出勤した場合、全日出勤で2時間分が超過として記録されます。

最低勤務時間なしの場合、有効な出退勤の記録があれば労働時間に関わらず出勤として記録されます。1日あたりの労働時間を8時間とした場合、9時間出勤すると1時間分が超過として記録されます。

最大時間: 

労働時間の上限を設定します。半日、全日のそれぞれについて上限を設定できます。労働時間の上限を設定する必要がある場合のみ使用します。標準では、最大時間の設定は無効になっています。設定するには、チェックボックスをクリックして有効にしてください。 

メモ最大時間の設定を有効にしている場合、上限を超える時間は時間外労働として扱われません。 

支払日/時間の計算

給与計算の対象となる支払対象の日/時間に、休日や休暇を含むかどうかを設定できます。

休日や休暇を含むように選択すると、支払日/時間に休日や休暇が含まれます。

支払日/時間の設定内容は、所定の支払対象日/時間に反映されます。例えば、1週間の労働日が5日とします。また、1カ月間の所定の支払対象日が20日とします(5日×4週間)。支払対象日に休日を含むと、所定の支払対象日の1カ月の合計は1カ月の日数と同じになります。また、支払対象日に休暇を含むと、有給の休暇も支払対象に含まれます。ただし、支払は実際の労働に応じて行われます。このため、支払対象日は、労働日と有給の休暇の合計となります。

例えば、1週間の労働時間が8時間とします。支払対象時間に休日を含むと、1カ月が30日の場合の所定の支払対象時間は240時間となります(8時間×30日)。240時間分の労働に対して給与が会社から支払われることになります。ただし、支払は実際の労働時間に応じて行われます。このため、支払対象時間は、実際の労働時間と有給の休暇の時間の合計となります。

権限:

権限の欄では、Web画面からの出退勤の記録(打刻)を許可するかどうかを設定できます。また、修正の申請についても設定できます。

 

過去の出退勤データの編集: 

過去の出退勤データの編集をクリックすると、過去のデータを編集できます。1日あたりの労働時間に変更があった場合、過去のデータにも変更内容が適用されます。