Zoho Office IntegratorとMicrosoft WOPIの比較
企業は、ドキュメント管理システムを社内で構築する際に、厳しい決断に迫られます。例えば、Zoho Office Integrator・Microsoft WOPIなどのクラウドOfficeと連携するシステムは何がありますでしょうか?
MS WOPIは高度な機能を搭載していますが、高額であり、またシステム課のない中小企業では導入が困難です。そうした中小企業のニーズに応えるべく誕生した「Zoho Office Integrator」は、連携・カスタマイズがかんたんに行えます。Zoho Office Integratorは、MS WOPI に代わる機能を備えているだけでなく、柔軟なカスタマイズ機能と幅広いドキュメント編集を実現する、包括的なソリューションです。
Zoho Office IntegratorとMS WOPIの機能比較です。
- 機能
- Zoho Office Integrator
- MS WOPI
- ソリューション
- インラインフレームの埋め込みエディター。PostMessage APIでWebアプリのホストページとインラインフレーム間の通信を可能にします。
- ブラウザーのタブとウィンドウのみでエディターを開きます。埋め込みはできません。
- カスタマイズ
- 高度なパラメーターでエディターの設定とドキュメントのデフォルト設定をカスタマイズできます。
- エディター機能はカスタマイズできません。
- 制限
- Writer、Sheet、Showなどのすべてのオフィスエディタをすべて搭載しています。
- Word Onlineでは、デスクトップアプリの多くの機能がなく、一部の機能の動作が異なります。
- API機能の拡張
- 2つのファイルを比較できます。ファイルの形式を変換できます。
- この機能はありません。
- ファイル制限
- 100 万文字
- 100 万文字
- 保存形式
- MS Office/Open Office/HTML/txtなどの一般的なドキュメント形式をすべて保存できます。
- MS Office形式のみ保存できます。
- サポートされる形式
- docx、doc、pptx、ppt、xlsx、xls、html、txt、ods、odt、odp
- docx、doc、pptx、ppt、xlsx、xls
- ライセンスモデル
- Web編集の場合、Zohoアカウントは不要です。
- Web編集の場合、Office 365アカウントが必要です。
- 料金
- 使用量ベースの料金プラン - 商用と商用以外
- ユーザーベースのOffice 365購入
- 最低利用料金
- 月額50ドル。
ユーザー契約は不要です。柔軟な従量制モデル - ドキュメント編集には240ドルのビジネスユーザー契約が必要です。1ユーザーあたり月額20ドル(年間契約)
- アカウント認証
- 単一アカウントでドキュメントを開く・編集が可能です。ユーザーは個別のZohoアカウントを作成する必要はありません。
- Office 365の購入が必須です。ドキュメントを編集するには、各ユーザーがMicrosoft/Office 365アカウントを認証する必要があります。
- 連携性
- 2つのかんたんなステップで実装できます。
1. 標準のAPIリクエストでドキュメントを開く/表示/編集/共同編集できます。
2. 編集したドキュメントをsaveURLメソッドでストレージサーバーに保存できます。 - WOPIプロトコルが複雑であり、ドキュメントの「表示」と「編集」機能を個別に実装する必要があります。
1. ドキュメントの表示をサポートするには、WOPIホストにCheckFileInfoとGetFileタブを実装する必要があります。
2. ドキュメントの編集をサポートするには、WOPIホストに他のタブ(PutFile、PutRelativeFile、Lock、Unlock、UnlockAndRelock、RefreshLock)を実装する必要があります。
- サーバー要件
- Office Integratorソリューションは、任意のサーバー環境(Linuxを含む)で実行できます。
- MS WOPIはWindows Serverでのみ実行できます。
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