受信Webhook
受信Webhookとは、外部サービスまたはAPIリクエストによりイベントが発生した場合に、Zoho Inventoryへデータを転送する仕組みです。 Zoho Inventoryでは、外部サービスでの処理を、Zoho Inventoryでタスクを実行するトリガーとして設定できます。Zoho Inventoryの受信Webhook機能の詳細は、以下の利用例をご参照ください。
利用例: Zylkerはある製造企業です。営業チームは、顧客から注文を受ける際に、その詳細を生産チームとグループチャネルで共有してしいます。注文詳細のメッセージには、「完了」ボタンがあり、生産チームの担当者は、生産の完了時にそれをクリックすると、営業チームに生産が完了したことを知らせることができます。そうすると、受信Webhookが実行され、Zoho Inventoryで請求書が自動的に作成されます。
利用例: Zylker社のマーケティング部長の橋本さんは、展示会で促進活動などを担当しています。 橋本さんは、展示会でブースを訪れた見込み客のメールアドレスを収集します。その後日、橋本さんは見込み客に、希望する商品の詳細を入力可能フォームをメールで送信します。見込み客が詳細を入力し 、送信ボタンをクリックすると、受信Webhookが実行され、Zoho Inventoryに顧客の情報が追加されます。
受信Webhookの作成
Zoho Inventoryで実行する処理に基づいて、さまざまな受信Webhookを作成できます。
受信Webhookを作成するには：
- 画面右上にある［設定］に移動します。［開発者向け情報］の下の［受信Webhook］を選択します。
- 受信Webhookセクションで［+ 新しい受信Webhook］をクリックします。
- 受信Webhookの［名前］と［詳細］を入力します。
- 以下の編集画面でDelugeスクリプトを使用して関数を入力します。
- ［保存する］をクリックします。
OAuthのURLとZAPIキーのURLが生成されます。URLは次の画面からコピーできます。
受信Webhookリストのページで、Webhook名の横にある下向き矢印をクリックして、URLをコピーすることもできます。
メモ: WebhookのURLを再生成すると、古いURLをすべて新しいURLに置き換える必要があります。WebhookのURLを再生成するには、［受信Webhookの編集］ページで［再生成］ボタンをクリックします。
メモ: WebhookURLへのアクセスは、承認済みのユーザーにのみ限定することをお勧めします。限定しない場合、URLにアクセス可能なすべてのユーザーがデータを表示できますので、ご注意ください。
外部サービスにURLを設定し、受信Webhookの設定を完了します。スクリプトに属性を追加したい場合は、APIコールの実行時に追加できます。
| 属性 | 説明 |
|---|---|
| ヘッダー | APIリクエストのヘッダー名です。 |
| パラメーター | パラメーターは、外部サービスのAPIリクエストによって提供されるスクリプトの変数です。 |
| ボディ | APIコールのリクエストデータを含む文字列です。 |
上記の設定が完了すると、受信Webhookが作成されます。
今後、外部サービスでイベントが発生すると、受信Webhookが起動され、Zoho Inventory内の操作（処理）が行われます。
ログの表示
Zoho Inventoryで実行されたすべての受信Webhookのリストを、受信Webhookの編集ページの［ログの表示］セクションで確認できます。
受信Webhookの編集または削除
Zoho Inventoryで作成した受信Webhookを編集または削除できます。手順は下記のとおりです。
- 画面右上にある［設定］アイコンをクリックします。［開発者向けの情報］の下にある［受信Webhook］を選択します。
- 受信Webhookの横にあるドロップダウンをクリックします。
- ［編集する］または［削除する］をクリックします。
