Zoho Forms連携

Zoho Forms連携

Zoho Forms連携の概要

「Zoho Forms」(ゾーホー・フォーム)は、オンラインのフォーム作成ツールです。要件に応じたWebフォームを簡単に作成/共有し、データを収集できます。Zoho CRMとZoho Formsの連携機能を利用すると、作成したフォームをZoho CRMに連携することで、フォームを通じて送信されたデータをZoho CRMに取り込むことができます。また、Zoho CRMの既存のデータから名前やメールアドレスなどの項目値を取得してフォーム内に事前入力することも可能です。

たとえば、イベントの参加申し込みフォームを作成して、申し込み者情報をZoho CRMに見込み客データとして自動追加できます。新しいデータの追加だけでなく、既存データの更新も可能です。 フォームからの送信内容に対応するデータがZoho CRMにすでに登録されている場合、送信内容をもとにデータを更新できます。 

また、顧客満足度アンケートを作成して、回答者の名前やメールアドレスを事前入力した状態でフォームを表示することも可能です。
これにより、回答者の負荷を下げ、入力してもらいやすくすることができます。 

利用条件
必要な権限
管理者権限を持つユーザーが、この連携を設定できます。

Zoho Forms連携のメリット

Zoho FormsをZoho CRMに連携すると、次のことが可能になります。

  • フォームにZoho CRMのデータを事前入力する 
  • フォームから送信されたデータをZoho CRMに取り込む
  • Zoho FormsとZoho CRM間でデータを双方向に同期する

Zoho Forms連携

Zoho Forms連携を設定するには、次の手順を実行します。 

手順1:フォームの作成

Zoho Formsでは、新しいフォームをはじめから作成することも、テンプレートからフォームを作成することもできます。
新しいフォームを作成するには、https://forms.zoho.comにアクセスして、フォームの作成を開始します。

関連情報:Zoho Fromsでのフォームの作成方法

手順2:フォームへのZoho CRMの項目の追加

Zoho CRMの項目をドラッグ&ドロップ操作でフォーム内に簡単に追加できます。フォームにZoho CRM項目を追加すると、次の処理を実行できます。 

  • 項目値が事前入力された状態でフォームを表示する:Zoho CRMの項目を追加すると、既存の顧客に対し、顧客に関する情報を事前入力した状態でフォームを表示できます。  
  • フォームで送信されたデータをもとにZoho CRMのデータを追加/更新する:顧客がフォームを送信した際に、Zoho CRMで新しいデータを追加したり、既存のデータを更新したりできます。また、メモ、予定、タスクなどの関連データを追加することも可能です。 

フォームにZoho CRMの項目を追加するには

  1. フォームの編集画面で、[詳細項目]タブから、[Zoho CRM]項目をドラッグ&ドロップで移動し、フォームに追加します。
  2. [Zoho CRMの項目を追加する]画面で、次の手順を実行します。 
    1. [タブ]で、対象のタブを選択します。
    2. 選択内容に基づき、[レイアウト][項目]で対象のレイアウトと項目を選択します。
    3. [Zoho CRMとZoho Formsの項目を関連付けて値を事前入力しますか?]のチェックボックスを選択する(有効にする)と、Zoho CRMの項目とZoho Formsの項目を関連付けて、Zoho CRMから取得した項目値をフォーム内の項目に自動入力できます。 
    4. 項目の関連付けを設定し、[保存する]をクリックします。

手順3:Zoho Formsでの連携設定 

Zoho CRMにフォームを連携すると、次のことが可能になります。

  • 新しいデータの追加:フォームを通じて送信された情報をZoho CRMに新しいデータとして追加できます。 
  • 関連リストのデータの追加:フォームを通じて送信された情報をZoho CRMの既存データと関連付けて、メモ、予定、タスクなどの関連リストのデータとして追加できます。
  • データの更新:既存のデータの項目値を、フォームで送信された項目値で更新できます。

項目の関連付け:Zoho CRMの項目をZoho Formsのフォームの項目と関連付けることができます。たとえば、Zoho Formsで作成したフォームに会社名の項目を追加したとします。
この場合、Zoho Formsのフォームの会社名の項目と、Zoho CRMの会社名の項目を関連付けます。これにより、フォームから送信された会社名の値が、Zoho CRM内の対応する項目に自動的に取り込まれます。

処理の実行:フォームが送信されたときに、特定の処理を自動で実行できます。
関連情報:Zoho FormsとZoho CRMの連携において実行できる処理

フォームをZoho CRMに連携するには

  1. Zoho Formsで対象のフォームの[連携]タブに移動し、フォームの送信時に実行する処理を選択します。 
    1. 新しいデータを追加するには
      1. [連携][Zoho CRM][連携][新しいデータ]の順に移動します。



      2. 対象の[タブ][レイアウト]を選択します。



      3. [項目の関連付け]の設定で、Zoho CRMの必須項目をZoho Formsの対応する項目に関連付けます。
      4. 項目をさらに関連付けるには、[+項目を追加する]ボタンをクリックします。



      5. 対象のZoho CRMの項目を選択します。あわせて、該当の項目と関連付けるZoho Formsの項目を選択します。
      6. [処理]の設定で、フォームの送信時に実行する処理を選択し、[連携する]をクリックします。
    1. 関連リストのデータを追加するには
      1. Zoho Formsで対象のフォームの[連携][Zoho CRM][関連リスト]の順に移動します。
      2. 対象の[タブ][関連リスト][レイアウト]を選択します。



      3. [項目の関連付け]の設定で、Zoho CRMの必須項目をZoho Formsの対応する項目に関連付けます。
      4. 項目をさらに関連付ける場合は、[+項目を追加する]ボタンをクリックし、必要な項目を関連付けます。
      5. [処理]の設定で、フォームの送信時に実行する処理を選択し、[連携する]をクリックします。
        [ワークフロー]と[添付ファイル]の処理を選択できます。
    1. 既存のデータを更新するには
      1. Zoho Formsで対象のフォームの[連携][Zoho CRM]の順に移動します。
      2. 選択したタブとレイアウトが表示されます。



      3. [項目の関連付け]の設定で、Zoho CRMの必須項目をZoho Formsの対応する項目に関連付けます。
      4. 項目をさらに関連付ける場合は、[+項目を追加する]ボタンをクリックし、必要な項目を関連付けます。
      5. [処理]の設定で、フォームの送信時に実行する処理として、[データの更新または追加]を選択します。
        [連携する]をクリックします。

手順4:Zoho CRMでの連携設定

Zoho Forms連携を有効にすると、Zoho CRMに登録済みの情報をフォーム内の項目に事前入力した状態で顧客に表示することができます。

Zoho CRMでZoho Forms連携を設定するには

  1. Zoho CRMにサインインし、[設定][マーケットプレイス][Zoho][Zoho Forms][設定する]の順に移動します。
  2. Zoho Forms連携の設定画面で、[アカウントを作成する]をクリックします。
    この設定は、Zoho Formsに未登録の場合(アカウントがない場合)のみ、表示されます。



  3. [データの事前入力]の切り替えスイッチをクリックして有効にします。
    アカウントの連携が完了します。

メモ:
  • Zoho Formsアカウントがない場合は、連携時に新しいアカウントが自動的に作成されます。

手順5:顧客へのフォームの共有

フォームのリンクのメール送信:

メールの本文にフォームのリンク(URL)を記載して、顧客に送信できます。リンクは、メールテンプレートにあらかじめ挿入しておくことも、新しくメールを作成する際に必要に応じて挿入することも可能です。 

メールテンプレートへのリンクの挿入:
複数の顧客に対してフォームのリンクをメールで案内する場合、メールテンプレート(メールのひな形)が役立ちます。メールテンプレートには、フォームのリンクを挿入できます。作成後、送付先(見込み客/連絡先)を選択し、メールテンプレートを選択するだけで、フォームの送信を依頼するメールを一括で送信できます。

関連情報:メールテンプレートの作成

メールテンプレートを使用してフォームのリンクを記載したメールを送信するには

  1. 対象のタブ(見込み客連絡先)で、対象のデータを選択します。
  2. [メールを送信する]ボタンをクリックします。
  3. [テンプレートを選択]をクリックして、一覧から対象のメールテンプレートを選択します。

  4. [送信する]をクリックします。

メールの本文にフォームのリンクを個別に挿入して送信するには

  1. 対象タブのデータの一覧で、対象のデータを1件のみ選択し、[メールを送信する]ボタンをクリックします。 
  2. メールの作成画面が開きます。右上にある挿入のドロップダウンをクリックし、メニューから[フォームのリンク]を選択します。
  3. Zoho Formsのフォームの挿入画面で、次の手順を実行します。 
    1. フォーム名:対象のフォームを選択します。
    2. フォームのリンク:選択内容に基づいて、該当のフォームのリンクが自動的に表示されます。
    3. [プレビュー]リンクをクリックすると、フォームの表示を確認できます。 
    4. 表示テキスト:必要に応じて、フォームのリンクに表示するテキストを入力します。
    5. [挿入する]をクリックして、メール本文にフォームのリンクを挿入します。



  4. メールの本文を入力した後、[送信する]をクリックします。

Zoho Forms連携の無効化

必要に応じていつでも、Zoho Forms連携を無効にできます。連携を無効にすると、次の操作を実行できなくなりますのでご注意ください。 

  • メールテンプレートへのフォームのリンクの挿入
  • (フォームのリンクが記載されたメールテンプレートは、手動で削除しない限りそのまま残ります) 
  • フォームの項目値の事前入力(Zoho CRMに登録済みの情報の事前入力) 

Zoho Forms連携を無効にするには

  1. [設定][マーケットプレイス][Zoho][Zoho Forms]の順に移動します。
  2. [データの事前入力]の切り替えスイッチをクリックして、無効にします。


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