ウィジェットの利用

ウィジェットは、CRMに機能を追加するためのコンポーネントです。CRMにウィジェットを設定して、さまざまな外部サービスを組み込んでCRMで機能させることができます。

現在、Zoho CRMは4種類のウィジェットをサポートしています。これらは、カスタムボタン、関連リスト、Webタブ、ホームページのダッシュボードなどに追加されるものです。

Zoho CLIを使用して、ウィジェットの作成、実行、テスト、パッケージ化を行うことができます。パッケージ化後のフォローアップでは、ウィジェットアプリケーションを実行するためにサーバー上でウィジェットアプリケーションをホストする必要があります。アプリケーションをホストするには、内部と外部の2つの方法があります。Zoho CLIは、Zohoのサーバーを使用してアプリを内部的にホストするコマンドラインインターフェイスです。同様に、他のWebホスティングサイトを使用して外部でアプリをホストし、本番用に準備することもできます。

内部ホスティング

アプリケーションの静的コンテンツはZohoを使用してホストできます。ZohoのCLIを使用して、ウィジェットの作成、開発、テスト、パッケージ化を行うことができます。さらに、ウィジェットを内部ホスティングを通じて実行する場合、アプリケーションを別の場所に置く必要はありません。

アプリケーションのファイルをZIP形式でアップロードする必要があります。一般に、ユーザーが個人的に作成したアプリケーションの場合は、内部ホスティングを使用してウィジェットとして追加できます。

外部ホスティング

一部のサービスは、Webサイトからソフトウェアを使用できるため、他のソースから利用できます。Webサイトのリンクを呼び出すことで、そこからアプリケーションをCRMで利用できるようになります。

ウィジェットの追加

ウィジェットを追加するには:

  1. [設定] > [開発者向け情報] > [ウィジェット]の順にクリックしてください。
  2. [最初のウィジェットを作成]をクリックしてください。
  3. 次のポップアップで、
    1. ウィジェットに名前を付けてください(必須)。
    2. ウィジェットに関する説明を入力してください(オプション)。
    3. 目的のウィジェットタイプを選択してください。
    4. 目的の[ホスティング]タイプを選択してください。
  4. アプリケーションを内部的にホストするには:
    1. [ホスティング]一覧から[Zoho]を選択してください。
    2. [アップロード]をクリックしてください。
    3. アプリケーションの圧縮(ZIP)ファイルを選択してください。
    4. CRM内のアプリケーションのインデックスURLを入力してください。
  5. 外部ソースからアプリケーションをホストするには:
    1. [ホスティング]一覧から[外部]を選択してください。
    2. アプリケーションがホストされているWebサイトのURLを入力してください。
  6. [保存]をクリックしてください。

注:

  • ZIPファイルの最大サイズ制限は25MBです。

ウィジェットの使用

ウィジェットがCRMに追加されると、それが関連付けられていたコンポーネントからウィジェットを使用できます。

ダッシュボードのウィジェット

ダッシュボードは、独自のレポートを視覚的に表したもので、組織の主な指標の全体像をリアルタイムで把握するのに役立ちます。ダッシュボードを使用すると、営業、マーケティング、サポート、在庫関連データのパターンと傾向をかんたんに視覚化できます。ダッシュボードにウィジェットを追加すると、ビジネスの重要なデータにかんたんにアクセスできます。

Webタブのウィジェット

Webタブは、Zoho CRM内で自社サイトやWebアプリケーションなどのWebページを開く場合に役立ちます。Webタブは、組織全体のZoho CRMユーザー全員が表示できます。Zoho CRM内で、Delugeを介して呼び出し、Webタブにウィジェットを追加することもできます。

カスタムボタンのウィジェット

カスタムボタンはZoho CRMの機能で、クリックすると実行される特定のアクションを呼び出すことができます。これには、関数、Webhookなどが含まれます。ウィジェットは関数に組み込むことができるため、カスタムボタンを使用して実行できます。

カスタム関連リストのウィジェット

関連リストは、ユーザーが別のタブで使用できる特定のデータに関する情報を表示するのに役立ちます。ただし、関連リストにウィジェットを設定して、外部サービスのサービスまたはアプリケーションからのデータに関する情報を、前述のデータ内で使用できるようにすることもできます。