ダッシュボードの作成

ダッシュボードの作成

この記事内の機能の一部は、今後、段階的にリリースされる予定です。また、一部のユーザーのアカウントにおいてのみ利用可能になる可能性があります。
ダッシュボードは、Zoho CRM内のデータもとに作成したグラフや表をまとめて配置できるページです。データの傾向、パターン、比較、達成度など、さまざまな種類の表やグラフをひと目で確認できます。これにより、営業活動や業務の進捗などの重要な指標データを、リアルタイムにすばやく把握できます。また、作成したダッシュボードは、組織内のすべてのユーザーや指定したユーザーに共有することが可能です。また、自分だけで利用する非公開のダッシュボードも作成できます。
ダッシュボードは、 [アナリティクス] タブに表示されます(一部のアカウントでは、[ダッシュボード]タブに表示されます)。
利用条件
必要な権限
[レポート] と [アナリティクス] タブの権限を持つユーザーが、この機能を利用できます。

ダッシュボードの作成

要件に応じたダッシュボードを作成し、組織内のさまざまな業務指標をすばやく確認できます(例:見込み客のステータス、マーケティング施策の投資対効果、商談の進捗、活動の統計、メール分析)。作成したダッシュボードは、組織内の一部またはすべてのユーザーと共有できます。
注:
  1. 組織内のすべてのユーザーにダッシュボードを共有した場合、共有されたユーザーは、ダッシュボード内のデータのうち、表示権限を持つデータのみを表示できます。たとえば、業界別の売上グラフを作成して配置したダッシュボードをすべてのユーザーに共有した場合、[業界]項目の表示権限を持つユーザーのみが該当のグラフを表示できます。
  2. 共有されたユーザーが[アナリティクス](ダッシュボード)タブを表示するには、[アナリティクス](ダッシュボード)タブの表示権限が必要です(関連情報: タブの権限 )。 

ダッシュボードを作成するには:

  1. [アナリティクス](ダッシュボード) タブをクリックします。
    上部メニューに [アナリティクス](ダッシュボード)タブが見つからない場合、右端の […] (その他)アイコンをクリックすると、非表示になっているタブの名前が一覧で確認できます。

  2. ダッシュボードの 一覧 ページで、画面の左上にある  [+] (追加)アイコンをクリックします。
  3. 画面左側にある表/グラフの種類のボックスをクリックすると、ダッシュボードにさまざまな 表/グラフを追加 できます。
  4. ダッシュボード の作成 画面で、次の手順を実行します。
    • [ダッシュボード名] を入力します。
    • ダッシュボード名の右側にあるアイコンをクリックし、ダッシュボードの共有範囲を選択します。
      • [自分のみ]:自分のみが利用できます。
      • [すべてのユーザー]:Zoho CRMの同じ組織内のすべてのユーザーに共有できます。
      • [カスタム]:グループ、ユーザー、役職、役職と部下のいずれかの分類をもとに対象者を選択して共有できます。
    • 画面左側のメニューで表/グラフをクリックすると、ダッシュボードに追加できます。
5. [保存する] をクリックします。

ダッシュボードのデータの掘り下げ(ドリルダウン)

ダッシュボードでは、特定の要素(グラフの一部や値など)について、その詳細データを掘り下げてレポート形式で確認することが可能です。

ダッシュボードのデータを掘り下げる(ドリルダウンする)には
  1. [アナリティクス](ダッシュボード) タブをクリックします。
  2. ダッシュボードの一覧 ページで、対象のダッシュボードを選択します。
  3. 選択したダッシュボードで、詳細を表示する対象の要素(グラフの一部や値など)をクリックします。
  4. 詳細データがレポートの形式で表示されます。
掘り下げ(ドリルダウン)のレポートに表示する列は、追加、削除できます。また、列を並べ替えることもできます。

ホーム/お気に入りへの追加

ダッシュボード内の表やグラフを、Zoho CRMの[ホーム]タブに追加したり、[アナリティクス](ダッシュボード)タブのお気に入りに追加したりすることで、確認しやすくすることが可能です。
[ホーム]タブに表やグラフを追加するには
  1. [アナリティクス](ダッシュボード)タブをクリックします。
  2. ダッシュボードの一覧ページで、対象のダッシュボードを選択します。
  3. 右上にある[︙](その他の操作)アイコンをクリックして、[ホームに追加する]/[お気に入りに追加する]を選択します。

ダッシュボードの複製

既存のダッシュボードで作成した表やグラフを別のダッシュボードにも追加したい場合、既存のダッシュボードを複製して必要な変更を行うだけで、効率的に追加できます。同一のダッシュボード内で、 表やグラフ を複製することも可能です。
ダッシュボードを複製するには
  1. [アナリティクス](ダッシュボード) タブに移動し、画面の右上にある […] (その他の操作)アイコンをクリックします。
  2. メニューから [複製する] をクリックします。
    複製したダッシュボードの名前を入力します。
  3. [保存する] をクリックします。 

ダッシュボードの表示

[アナリティクス](ダッシュボード)タブでは、ダッシュボードは次のように分類されて表示されます。画面左上のドロップダウンで選択することで、該当のダッシュボードを抽出して表示できます。
  1. お気に入り :お気に入りに設定したダッシュボード(星アイコンが表示されます。下部にある アイコンをクリックして、並べ替えが可能)
  2. 自分が作成 :自分が作成したダッシュボード
  3. 自分に共有 :組織内のユーザーが作成し、自分に共有されたダッシュボード
  4. 公開 :組織内のすべてのユーザーが利用できるダッシュボード(あらかじめ用意されている標準ダッシュボードも含む)
  5. 他のユーザーのダッシュボード :組織内の他のユーザーが作成したもので、上記のいずれにも分類されないダッシュボード( 管理者 特権管理者 のみが表示可能)

埋め込みURL

埋め込み用のURLをコピーして貼り付けることで、ダッシュボードを外部のWebページに埋め込むことができます。また、設定において許可するドメインを指定することで、特定のドメインでのみダッシュボードを利用できるように制限することが可能です。たとえば、あるグラフを「.co.jp」のドメインでのみ表示できるようにする場合、許可するドメインの設定で該当のドメインを指定することで、その他のドメインでは、グラフを表示できなくなります。 
ドメインの設定時には、特殊文字( ^ { } | " < > `)、複数のコンマ、スペース(例:goo gle.com)は使用しないでください。設定が無効になる場合があります。 

ダッシュボードの埋め込みURLを設置するには
  1. [アナリティクス](ダッシュボード) タブをクリックします。
  2. ダッシュボードの一覧 ページで、対象のダッシュボードを選択します。
  3. 対象の表やグラフの右上にある [︙] (その他の操作)アイコンをクリックし、メニューから [埋め込みURL] を選択します。
  4. [埋め込みURL] ページで、[コピーするURL]欄に表示されているURLをコピーします。
  5. [許可するドメイン] 欄に、ダッシュボードの表示を許可するドメインを入力します。
    こちらで指定したドメインでのみ、ダッシュボードを表示できるようになります。 
  6. [完了する] をクリックします。 

標準のダッシュボードや表/グラフの削除

Zoho CRMには、標準のダッシュボードがあらかじめ用意されていて、一般的によく使われる表/グラフをすぐに確認できます(例: 商談のステージ別の進捗状況、取引先別の売上、キャンペーンと売上)。

標準ダッシュボードは、見込み客、取引先と連絡先、問い合わせとよくある質問、商品、各種書類、キャンペーン、テリトリー、データの種類ごとに用意されています。これらの標準ダッシュボードは、組織内で共有(公開)されていて、組織内のすべてのユーザーが利用できます。

標準ダッシュボードの共有設定は変更できませんが、標準ダッシュボードが不要な場合は、組織アカウントから削除できます。また、標準ダッシュボード内で、不要な表/グラフも削除することもできます。ダッシュボードの管理権限を持つユーザーが、標準ダッシュボードと表/グラフを削除できます。

注: [ホーム]タブの[クラシック表示]のダッシュボードは削除できません。

ダッシュボードを削除するには

  1. [アナリティクス](ダッシュボード)タブに移動します。

  2. 対象の標準ダッシュボードを選択します。

  3. 画面右上の[…](その他の操作)アイコンをクリックし、メニューから[削除する]を選択します。

表/グラフを削除するには

  1. 対象の標準ダッシュボードで、対象の表/グラフに移動します。

  2. 対象の表/グラフにカーソルを合わせると右上に表示される、[︙](その他の操作)アイコンをクリックします。

  3. [削除する]をクリックします。

標準のダッシュボードや表/グラフの複製と削除

標準のダッシュボードとその表/グラフは、組織内のすべてのユーザーがアクセスして表示できるようになっています。組織内のすべてのユーザーではなく指定したユーザーにのみ標準ダッシュボードの利用を許可したい場合、該当のダッシュボードを複製して共有するユーザーを指定し、元のダッシュボードを削除することで対応できます。

同様に、管理者がダッシュボードを複製し、 [自分のみ] に設定することで、参照用に保管しておくことも可能です。

注: 標準ダッシュボードは、一度削除すると復元できません。そのため、削除する前に、複製しておくことをお勧めします。
標準のダッシュボードや表/グラフを複製して削除するには

  1. [アナリティクス](ダッシュボード)タブに移動します。

  2. 一覧から、対象のダッシュボードを選択します。
    (ダッシュボードで、対象の表/グラフを選択します。)

  3. 画面右上にある[…]または[︙](その他の操作)アイコンをクリックし、メニューから[複製する]を選択します。
    複製したダッシュボードは、「(元のダッシュボード名または表/グラフ名)_複製済み」という名前が付けられます(必要に応じて変更できます)。

  4. ダッシュボード名の右横にある[すべてのユーザー]アイコンをクリックし、[自分のみ]/[カスタム]を選択することで、共有範囲を変更できます。

  5. [カスタム]を選択した場合、一覧から共有するユーザーを選択します。

  6. 元のダッシュボードに移動し、画面の右上にある[…](その他の操作)アイコンをクリックします。

  7. メニューから[削除する]を選択します。
    確認メッセージに表示された[削除する]をクリックします。
    この削除操作によって、ダッシュボードは完全に削除されます。元には戻せませんのでご注意ください。 


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