自動化のスケジュール処理の設定

スケジュール処理の機能を利用すると、独自の処理を、特定の日時または頻度で自動的に実行できます。さまざまな要件に応じた処理を関数を用いて柔軟に設定でき、業務を自動化することが可能です。

たとえば、毎日／毎週／毎月といった頻度で、関数を定期的に実行するように設定することも可能です。

また、スケジュール処理を使用することで、Zoho CRMと、他のWebサイトやアプリケーションとの連携処理を自動化することも可能です。スケジュール処理の利用例は、次のとおりです。

顧客データを自社システムや外部アプリケーションに毎日同期する
Zoho CRMのデータのバックアップを毎週取得して社内に保管する
動きがない見込み客や商談のデータを毎月抽出して営業担当者に毎週通知し、フォローを促す

利用条件

必要な権限

ワークフロー管理の権限を持つユーザーが、この機能を利用できます。

各プランの機能と制限を確認する

スケジュール処理の設定

スケジュール処理を設定するには

1. ［設定］→［自動化］→［スケジュール処理］の順に移動します。
2. ［最初のスケジュール処理を作成する］をクリックします。
3. 新しいスケジュール処理の作成画面で、次の手順を実行します。
  - スケジュール処理名を入力します（識別しやすい名前にします）。
  - 次に、スケジュール処理に関連付ける関数（実行する処理の内容を記述したもの）を選択します。関数の内容は、要件に応じて柔軟に記述することが可能です。なお、関数の記述には、Deluge（デリュージ）と呼ばれるZoho独自の開発言語を使用します。スケジュール処理に関連付けた関数は、指定した日時または頻度で自動的に実行されます（関連情報：関数の選択）。
  - 関数を実行する［実行開始日］と［実行時刻］を選択します。
  - ［頻度］を選択して、設定します。
    特定の日付で一度のみ実行するか、毎時間／毎日／毎週／毎月／毎年などの間隔で繰り返し実行するように設定できます（関連項目：スケジュール処理の実行頻度の設定）。
  - スケジュール処理の終了タイミングを設定します。
    初回の実行後、特定の日付や予定回数の実行後などに、スケジュール処理を停止するように設定できます。
4. ［保存する］をクリックします。

メモ：

スケジュール処理において実行する関数で使用する値は、任意の値を個別に入力して指定することもできますが、Zoho CRM変数を使用して指定することも可能です（例：関数内で自社の営業窓口の電話番号を参照するため、該当の電話番号を表すZoho CRM変数を、関数の入力値として指定する）。

スケジュール処理の頻度の設定

スケジュール処理は、特定の日付で一度のみ実行するか、時間／日／週／月／年などの頻度で繰り返し実行するかを設定できます。

スケジュール処理の頻度を設定するには

［頻度］項目で、スケジュール処理の頻度を［一度のみ］、［毎時］、［毎日］、［毎週］、［毎月］、［毎年］、［個別指定］から選択します。たとえば、頻度を［毎月］としてスケジュール処理を設定すると、関数は毎月繰り返し実行されます。
［個別指定］を選択すると、実行頻度や実行対象日など、より詳細な繰り返し設定が可能です。たとえば、2か月おきや、第2月曜日に繰り返し実行するように設定できます。
スケジュール処理の一覧ページで、対象のスケジュール処理の［今すぐ実行する］リンクをクリックすると、手動ですぐに処理を実行することもできます。

メモ：

スケジュールを手動で実行できるのは、1日2回までです。

関数の選択

スケジュール処理の設定では、実行する内容を記述した関数を指定する必要があります。関数は、あらかじめ作成しておいたものを関連付けることも、新しく作成して関連付けることもできます。なお、関数の記述には、Deluge（デリュージ）と呼ばれるZoho独自の開発言語を使用します（関連情報：Delugeのガイド）。