Zoho CRM用Java SDK - 概要

Java SDKを使用すると、Zoho CRMと連携できるクライアントJavaアプリケーションを作成できます。このSDKにより、必要なCRM APIにかんたんにアクセスして使用できます。つまり、このSDKはREST APIのラッパーとして機能し、Zoho CRMのサービスを利用しやすくします。

クライアントアプリケーションの開発者は、設定関連のプロパティーファイル、インターフェイスの実装、インスタンス、またはオブジェクトと共にプログラミングコードを作成する必要があることにご注意ください。Zoho CRM APIにアクセスするための認証は、OAuth認証メカニズムによって行われます。常に、HTTPリクエストとレスポンスがSDKによって処理されます。

Zoho CRMとクライアントJavaアプリケーションの間のミドルウェアまたはインターフェイスとして、SDKがどのように機能するか例を示します。

Java SDKでは次のことが可能です。

  1. Zoho CRMとCRMエンティティーがクラスとしてモデル化されているクライアントアプリケーションとの間でデータをやりとりできます。
  2. CRM APIの同等のものは、Javaアプリケーションのシンプルなメンバーメソッドとして宣言、定義されます。
  3. CRMサービスの適切なAPIにアクセスして、Zoho CRMにデータを送信できます。

注:

  • より詳しく説明するために、Eclipseを使用してSDKの使用を開始する方法を説明します。

環境設定

Java SDKでは、開発環境に次の依存関係を設定する必要があります。

  • Java(バージョン7)。
  • JavaプログラミングIDE(Java 7バージョンのEclipseまたはIntelliJ)。

プロジェクトにSDKを含める

Java SDKはMavenディストリビューションから入手できます。SDKは、次の方法でプロジェクトに含めることができます。

  • Maven
  • Gradle
  • ダウンロード可能なJAR(Zohoによる)

Mavenディストリビューション

Mavenは、Javaプロジェクトに主に使用されるビルド自動化ツールです。Mavenは、ソフトウェア構築の2つの側面に対応しています。まず、ソフトウェアの構築方法を説明し、次に、ソフトウェアの依存関係を説明します。

Mavenを使用してプロジェクトをビルドしている場合は、依存関係がすでに設定されています。

Mavenを使用してJavaプロジェクトを作成した後に作成されるpom.xmlファイルには、次のものを含める必要があります。

<repositories>
<repository>
<url>https://maven.zohodl.com</url>
</repository>
</repositories>

<dependencies>
<dependency>
<groupId>com.zoho.crm</groupId>
<artifactId>java-sdk</artifactId>
<version>1.0.3</version>
</dependency>
</dependencies>

Gradle

repositories {
maven { url "https://maven.zohodl.com" }
}

dependencies {
implementation 'com.zoho.crm:java-sdk:1.0.3'
}

ダウンロード可能なJARファイル

SDKのダウンロード

このバージョンでは、単に依存するjarを含まないSDKをダウンロードしてください。この場合、以下のjarは、Javaアプリケーションの参照ライブラリーに追加することで使用できるようになります。jarはここからダウンロードできます。

必要な依存関係JARのリストは次のとおりです。