アプリケーションの初期化 - Java SDK
これで、アプリのOAuth構成ファイルとOAuth永続化ハンドラークラスを定義した後に、アプリを初期化する準備が整いました。
認可トークンの作成
単一ユーザーの場合
開発者コンソールには、ユーザーの認可トークンを直接作成するオプションがあります。このオプションは、アプリのすべての操作や開発テストで、1人のCRMユーザーの認証情報のみを使用する場合に便利です。
- ユーザーのアカウントにサインインしてください。
- https://accounts.zoho.com/developerconsoleにアクセスしてください。
- 権限を付与するクライアントの[オプション]→[セルフクライアント]オプションをクリックしてください。
- 承認する有効なZoho CRMスコープを(複数の場合はカンマで区切って)[スコープ]項目に入力し、有効期限を選択してください。
- 画面に表示されている認可トークンをコピーしてください。
注:
- 作成した認可トークンは、作成時に選択した規定時間だけ有効です。したがって、その時間内にアクセストークンとリフレッシュトークンを作成する必要があります。
- OAuthクライアントの登録と認可トークンの作成は、同じZohoアカウント(サインイン)の開発者コンソールで行う必要があります。
複数ユーザーの場合
複数ユーザーの場合、サインインしようとするユーザーから認可トークンを作成するのは、クライアントアプリの役目です。
- アプリケーションのUIには、ユーザーのZohoサインイン認証情報を要求し、Zohoの認可トークンURLを開くための[Zohoでサインイン]オプションが必要です。
- ユーザーが正常にサインインすると、認可トークンが登録済みリダイレクトURLにパラメーターとして送信されます。
アクセストークンとリフレッシュトークンの作成
認可トークンを取得したら、次のコードスニペットをJavaファイルに配置し、メインクラスから実行して、アクセストークンとリフレッシュトークンを取得してください。
ZCRMRestClient.initialize();
ZohoOAuthClient cli = ZohoOAuthClient.getInstance();
String grantToken = “paste_the_self_authorized_grant_token_here”;
ZohoOAuthTokens tokens = cli.generateAccessToken(grantToken);
String accessToken = tokens.getAccessToken();
String refreshToken = tokens.getRefreshToken();
System.out.println("access token = " + accessToken + " & refresh token = " + refreshToken);
ZohoOAuthFilePersistenceを使用している場合は、アクセストークンとリフレッシュトークンが作成され、oauth_tokens.propertiesファイルに保存されます。また、ZohoOAuthDBPersistenceを使用している場合は、上記のJavaコードの実行時に、Mysqlデータベーステーブル"oauthtokens"にも同じ内容が保存されます。
注:
- 上記のコードスニペットは、認可トークンごとに1回のみ有効です。正常に実行されると、作成されたアクセストークンとリフレッシュトークンは、永続化ハンドラークラスによって永続化されるようになります。
- OAuthトークンが保存されると、以降のAPI呼び出しでは保存されたアクセストークンとリフレッシュトークンが使用されます。SDKは必要に応じて、リフレッシュトークンを使用してアクセストークンをリフレッシュしてください。