Zoho CRM用C# SDK - 概要

C# SDKを使用して、Zoho CRMと連携できるクライアントC#アプリケーションを作成できます。このSDKにより、必要なCRM APIにかんたんにアクセスして使用できます。つまり、このSDKはREST APIのラッパーとして機能し、Zoho CRMのサービスを利用しやすくします。

クライアントアプリケーションの開発者は、設定関連のプロパティーファイル、インターフェイスの実装、インスタンス、またはオブジェクトと共にプログラミングコードを作成する必要があることにご注意ください。Zoho CRM APIにアクセスするための認証は、OAuth認証メカニズムによって行われます。常に、HTTPリクエストとレスポンスがSDKによって処理されます。

Zoho CRMとクライアントC#アプリケーションの間のミドルウェアまたはインターフェイスとして、SDKがどのように機能するかを示す例です。

C# SDKには次の機能があります。

  1. Zoho CRMとCRMエンティティーがクラスとしてモデル化されているクライアントアプリケーションとの間でデータをやりとりできます。
  2. CRM APIと同等の処理が、C#アプリケーションのシンプルな関数として宣言、定義されます。
  3. CRMサービスの適切なAPIにアクセスして、Zoho CRMにデータを送信できます。

注:

  • SDKが動作するには、.NET Framework 4.6.1以上が必要です。

環境設定

C# SDKはNugetパッケージとして使用できます。SDKのクライアントアプリに関する要件は次のとおりです。

ZCRMSDKアセンブリーは、Nugetパッケージマネージャーを使用し、次のオプションを使用してインストールできます。

  • パケットマネージャー

    Install-Package ZCRMSDK
    Install-Package Newtonsoft.Json
    Install-Package MySql.Data
    Install-Package System.Configuration.ConfigurationManager
    Install-Package NETStandard.Library - バージョン2.0.3

  • .NET CLI

    dotnet add package ZCRMSDK
    dotnet add package Newtonsoft.Json
    dotnet add package MySql.Data(DB永続化を使用する場合のみ)
    dotnet add package System.Configuration.ConfigurationManager