国内の無料グループウェア一覧

R-GROUPとGRIDYは、ユーザー数やトライアル期間の制限なく、完全無料で利用できる数少ないグループウェアです。
どちらもスケジュール管理や掲示板、メールなど、グループウェアに欠かせない基本機能をしっかりと備えています。

製品無料の範囲スケジュール掲示板メールチャット
R-GROUP完全無料
GRIDY完全無料

なぜ無料なのか?

R-GROUPは長年にわたり完全無料で提供されているグループウェアであり、2013年からは多言語対応も実現しています。将来的には広告モデルの展開を視野に入れ、戦略的に無料提供を続けている可能性があります。また、GRIDYはブルーテック株式会社が提供するSFA/CRM「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の機能の一部を無料で開放する形で提供されています。これは、グループウェアのデータベースを活用してCRM機能の追加を望むユーザーのニーズに応えようとする狙いがあると推察されます。

無料のグループウェアでも利用者の評価は良好

R-GROUPもGRIDYも無料のグループウェアですが、必要な機能は十分に備わっているため、運用において全く問題ありません。
利用者のレビューには、「無料とは思えないほど充実したグループウェア」「シフトの申請や変更、勤怠登録がこれ一つで完結する」「UIが非常にシンプルで、グループウェアを初めて使う方にも最適」といった、好意的な意見が多く見られます。

無料のグループウェアの懸念点

① サポートの問題

情報システム部門にとって、新たに導入するソフトウェアのサポート体制の充実は非常に重要な要素となります。
無料で提供される製品に対して、手厚いサポートを期待するのは難しいと言えます。

有料ツールのビジネスモデルは主にサブスクリプション型を採用しています。サブスクリプションビジネスの基本は、契約の継続とサービスのアップグレードによる売上拡大にあります。そのため、多くの有料ツール提供企業は、カスタマーサポートの充実に注力しています。

② 機能の拡張性とリプレイスの困難さ

グループウェアに求められる機能は企業ごとに異なります。情報システム部門ではメールやスケジュール機能だけで十分と考えられがちですが、実際には現場からモバイル対応を求める声が多く上がっています。
無料のグループウェアは拡張性に限りがあり、先にご紹介したGRIDYも残念ながらスマートフォン向けのユーザーインターフェースには対応していません。

グループウェアは、全社員が横断的に活用してこそ真の効果を発揮するため、企業に与える影響は非常に大きいものです。また、一度導入したグループウェアを他社製品に切り替える際には、多大な工数とコストがかかることが少なくありません。そのため、無料ツールの導入は、将来的にかえってコスト増加のリスクを伴う可能性があることを念頭に置く必要があります。

③ セキュリティ

無料ツールにおける最大の潜在的リスクは、セキュリティ面にあります。
例えば、R-GROUPではユーザーが自身でパスワードを変更することができず、管理者が設定したパスワードを継続して使用しなければなりません。また、二段階認証にも対応していない点が課題です。

有料ツールの無料トライアル版という選択肢

中小企業がグループウェアの運用コストを抑えるためには、一定のユーザー数までは無料で利用できる有料ツールを選ぶことが効果的です。こうした製品を選択すれば、有料ツールならではの充実したサポートや高いセキュリティ機能を享受しつつ、無料の範囲内で継続的に利用することが可能です。 また、将来的に利用者の増加が見込まれるスタートアップにとっては、スモールスタートでグループウェアを導入できることが大きな利点となります。

無料トライアル可能なグループウェア製品

以下の表をご覧ください。多くの大手グループウェア製品が、一定期間限定の無料トライアル版を提供していることが確認できます。
その点、Zoho Connect は最大5ユーザーまで無料でご利用いただけるため、多くの中小企業にとって最適なサービスです。また、有料プランは1ユーザーあたり月額220円(税込)からご提供しており(Zoho Mail ライトプラン+Zoho Connect エンタープライズプラン)、コストを抑えつつスムーズに無料プランからの移行が可能です。

製品ユーザー月額有料プラン移行後の利用料
G社グループウェア14日間¥1,600 / 月~
M社グループウェア1ヶ月間¥899 / 月~
C社グループウェア30日間¥600 / 月~
N社グループウェア30日間(クラウド版)¥600 / 月~
無期限 *最大5ユーザーまで¥220 / 月~

※ いずれも法人プラン、年間払いの場合の最安値。Zoho Connect は Zoho Mail をオプションとして追加(Zoho Mailライトプラン + Zoho Connect エンタープライズプラン)とした場合の月額。
まずは無料で始めて、現場の反応を確認しながら定着を図り、必要なタイミングで有料プランへスムーズに移行するのが理想です。最大5ユーザーまで無料のZoho Connect で、導入リスクを抑えつつ本格運用の準備をしましょう。
無料トライアルにて、その優れた機能と操作性をご体験ください。

※本資料は各社製品ページの情報(1)~(2)をもとに作成しています。なお、製品の実際と異なる場合においても、弊社では責任を負いかねます。
(1)https://jp.r-group.com/
(2)https://www.bluetec.co.jp/knowledgesuite/free/
※掲載情報は2025年9月18日時点のものです。最新情報につきましては、必ず各社にお問い合わせのうえご確認ください。
※本ページ/本文書に記載されている会社、ロゴ、製品の固有名詞は各社の商号、商標、または登録商標です。