トピック管理
トピック管理では配信するメールのカテゴリを管理できます。目的はメールの受信者が関心のあるカテゴリーを選択して関連性の高い情報を受け取れるようにすることです。
従来は、トピック管理にリストを関連付ける必要がありましたが、連絡先単位での管理となりました。すでに、従来のトピック管理を利用されているユーザーは、既存の階層 (ブランドと、ブランド - 製品階層) を変更する必要はありません。
- 新しい設定では、トピック管理はリストではなく、各連絡先に1つまたは複数のトピックを関連付けできます。連絡先のインポートなどで、Zoho Campaigns に追加されるすべての連絡先をトピックに関連付けできます。
- すべてのメールキャンペーンでは、選択したメーリング リスト(またはセグメント)に加えてトピックを選択する必要があります。これにより、そのトピックに関連付けられている方にのみメールキャンペーンが配信されます。
たとえば、ウェビナープロモーションのメールキャンペーンは、トピックがウェビナーに関連付けられた連絡先に配信されます。 - メールの受信者は、メールフッターにある [登録情報の更新(配信設定管理)] リンクからトピックの設定を選択できます。
- 新しいトピックの設定は、2022 年 9 月 30日より前にいつでも切り替えることができます。既存のトピック管理を設定されている方は新しい設定にスムーズに移行できます。
注:ユーザーが初めてトピックを設定する場合、"Marketing" というトピックがデフォルトで提供され、後で残りのトピックを作成することもできます。
このように個別設定が可能なことで、メールの配信者は、メールの受信者の興味に沿った、適切なコンテンツを配信・管理できます。
リスト管理
従来の連絡先管理では、各連絡先は少なくとも1つのリストにひも付けられることが必須でした。しかし、今回のアップデートにより、連絡先やメールの配信リストの管理をより柔軟に行えます。また、よりメール受信者の興味・好みに基づいたメール配信を調整しやすくなります。
- 連絡先をアカウントに追加する際には、リストとのひも付けが必須ではなくなり、連絡先を直接インポートできます。リストとひも付けて追加することも可能で、後でリストに追加もできます。
- 従来は、登録フォームとポップアップフォームも同様にリストへの関連付けが必要でしたが、リストに関連付けは選択可能になりました。しかし、エンゲージメントの向上のため、適切なトピックへの関連付けは必要です。
連絡先の追加に関する詳細
これまでは、Zoho Campaigns に追加した連絡先をアクティブまたは非アクティブ (メール不可) を設定する必要はありませんでしたが、より明確な同意管理のために変更されました。新しいアップデートでは、連絡先の追加する際にリストのひも付けは必要はありません。連絡先管理の変更点は次のとおりです。
- 連絡先をアカウントに追加する場合は、連絡先をすべての連絡先データベースに直接追加し、後でリストにひも付けることができます。
- 連絡先を追加する際、連絡先の登録タイプを選択する必要があります。マーケティング、登録解除済み、マーケティング対象外、のいずれかに設定する必要があります。そして、マーケティングとして登録されている連絡先にのみメールキャンペーンを配信できます。
これらの機能強化により、メールの受信を想定していない連絡先に、誤ってまたは意図的にメールを配信することを防ぎます。
ヘルプコンテンツ
リスト管理(新バージョン)
連絡先の管理(新バージョン)
ファイルからの連絡先インポート(新バージョン)
登録フォームとトピックの関連付け
登録解除と配信設定管理
組織からの登録解除や、メール受信設定に関して改良されました。従来の方法では、メールの登録解除について混乱が生じることがありました。そのため、プロセス全体をシームレスにし、組織全体からの登録解除もシンプルになりました。
- 新しいアップデートでは、メール フッターの [登録解除] リンクをクリックするだけで、企業・団体から配信されるすベてのメールの登録を解除できます。
- メールフッターの [登録情報の更新(配信設定管理)] リンクでは、メールの受信者が関心のあるトピックを更新しやすくなります。また、そのリンクから、 企業・団体全体からのメールの登録を解除するオプションもあります。
これらの変更により、登録解除が簡素化されます。メールの受信者の興味に沿ったメール配信を管理しやすくなります。
ダブルオプトイン(2段階の同意確認)の変更
これまでは、ユーザーが確認メールを通して各連絡先からダブルオプトインを取得することが必須でした。しかし、アップデートにより、登録フォームを利用する際のダブルオプトインの設定はオプションになりました。
同意ベースのマーケティング
同意ベースのメールマーケティングを管理しやすくなります。
- 連絡先は、マーケティング/登録解除済み/マーケティング対象外のいずれかでの登録設定が必要です。
GDPR設定
以前は、GDPR ガイドラインに従いながら、トピックを割り当て、すべてのメール配信リストに対してデータ処理の法的根拠を指定する必要がありました。今回のアップデートでは、連絡先レベルで対応できます。
- [設定]タブで、アカウント全体の GDPR を有効にできます。
- 有効にすると、一括インポート、同期、手動追加、および登録フォームを通じて連絡先を追加するたびに、データ処理の法的根拠を指定する必要があります。
メールキャンペーン
メールキャンペーンの管理を改良しました。
- メールキャンペーンには、メール配信リスト/セグメントの選択に加えて、トピックの関連付けが必要になります。これにより、関連付けられたトピックを登録している人だけにメールキャンペーンを配信できます。
- 前述のとおり、マーケティングと登録されている連絡先にのみメールキャンペーンを配信できます。トピックに関連付けられていないマーケティング対象の連絡先がリストにある場合は、メールの配信先の設定の際に関連付けができます。
これにより、受信者から高いエンゲージメントを得るためのターゲットを絞った効果的なメールマーケティングを行いやすくなります。
ワークフロー
以前は、ワークフロー全体に対して 1 つのトピックを選択する必要がありましたが、それが不要になり、ワークフロー内のそれぞれのメール単位で管理が可能になります。
よくある質問
これらのアップデートはいつ公開されますか?
今回のアップデートは、2022年9月30日より前であればいつでも移行できます。
Zoho Campaigns アカウントでトピックを設定しました。新しい設定に切り替えると、以前のトピックがすべて消去されますか?
いいえ、現在のトピックはスムーズに新しい設定に移行することができます。
アカウントにトピックを1つも作成していません。トピック管理を設定するとどうなりますか?
企業・団体で少なくとも1つのトピックを作成する必要があります。 アカウントのトピックを調整する際、デフォルトでマーケティングという名前のトピックを用意しています。
これらの変更後、アクティブなワークフローはどうなりますか?
アクティブなワークフローは変更されません。