セキュリティー新時代におけるメールマーケティングの再構築
Gmailのメール送信者ガイドラインのアップデートにより、Gmail アカウントに対して 1 日あたり 5,000件以上のメールを送信する送信者は、SPFレコード、DKIM署名、DMARCメール認証の設定が必要になりました。
Zoho Campaigns ではアップデート以前から、この最新要件に対応しています。
＊米Yahoo! においても同様に送信者ガイドラインのアップデートがアナウンスされています。
（日本のYahoo! JAPAN とは異なります）
すべての送信者に求められる要件
SPF（Sender Policy Framework）の実装
Sender Policy Framework（SPF）は受信メールサーバーが正当なメール送信者を識別するための認証技術です。必要なメールが迷惑メールフォルダーに振り分けられてしまないよう、SPFを実装しましょう。
DKIMの実施
DKIMを使用することで、転送中にメールが改ざんされるのを防ぎます。DKIMは、なりすましやフィッシング攻撃からメールを保護するために企業に広く採用されています。詳しくは、Zoho のSPFとDKIMについてのドキュメントをご覧ください。
低い迷惑メール率の維持
0.3％未満の迷惑メール率を維持して、不要や不正としてメールにフラグが立てられないようにしましょう。Zoho Campaigns はすでに0.1％の迷惑メールしきい値を維持しており、Googleと米Yahoo!が定める新しいガイドラインを遵守しています。
DMARCポリシーの公開
DMARCポリシーを公開して、フィッシングなどのメールなりすまし手法からドメインを保護しましょう。DMARCはSPFとDKIMの上に構築され、認証されていないメールの処理方法について受信者のメールサーバーに指示を与えます。
DMARCのアライメント
DMARCアライメントでメールの信頼性を保証します。DMARCアライメントでは、送信ドメインの認証方法（SPFとDKIM）がメールヘッダーで使用されているドメインと一致しているかどうかをチェックします。
ワンクリック登録解除の実装
Googleと米Yahoo!では、ワンクリック登録解除プロセスを推奨しています。Zoho Campaigns では、すでにすべてのメールのヘッダーにワンクリック登録解除のリンクを用意しており、受信者はかんたんに登録解除することができます。
フリーメールドメイン
アドレスの廃止
Zoho では、メールの信頼性と到達率が重要であることを理解しています。そのため、「gmail.com」や「yahoo.com」のようなフリーメールドメインアドレスからのメールキャンペーンの送信をユーザーに許可していません。今後は、ビジネスドメインのアドレスを使用してメールキャンペーンを行うことをお勧めします。