専用のIPアドレスによるメールマーケティング

大量のメール配信を行うユーザーにとって、配信元のIPアドレスの評価や評判(レピュテーション)の管理は最重要事項のひとつです。Zoho Campaigns は、IPアドレスの評価の管理が必要な大規模メール配信者の方に専用のIPアドレスを提供しています。

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専用のIPアドレスを使ってメールマーケティング

専用IPアドレスとは?

専用IPアドレスは、メールサービスプロバイダがユーザー専用に提供する固定のIPアドレスです。共有IPアドレスと違い、専用IPアドレスは他の送信者と共有されないため、IPレピュテーションを自身の手でコントロールすることができます。

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専用IP

ESP

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どのような場合に専用IPアドレスが必要ですか?専用IPチャート

専用IPアドレスが必要なケース

専用IPを選択すべき最大の理由として、月に10万通以上、または週に5万通以上のメールを送信しており、送信IPの完全な管理が必要な場合があります。一定量以上の配信量がある大規模なメール配信であれば、専用IPの選択を検討すべきです。これにより、IPアドレスを適切にウォームアップして適度で適切なメール配信を行うことで、IPレピュテーションを完全に管理できます。

専用IPアドレスをうまく利用するための要件

専用IPアドレスは、それを必要とする企業に多大な恩恵をもたらしますが、この手段を最大限に活用しIPレピュテーションを高めるためには、追加の作業が必要になります。この作業が、メールの到達率を高めるために特に重要です。

ホワイトリスト登録

大量のメールを送信する企業が専用IPを選択する場合、ドメインを必ずホワイトリスト登録する必要があります。B2Bメールマーケティングで受信者の受信トレイに届くのは、安全なIPからのメールのみです。

IPウォームアップ

専用IPを初めて利用する場合は、いきなり大量の連絡先にメール配信するのは得策ではありません。最初は小規模に始め、徐々に送信数を増やしてIPをウォームアップして、大量メール送信者として地位を確立する必要があります。こちら(英語資料)から、専用IPアドレスのウォームアップに関する詳細をご確認ください。

共有IPアドレスで十分なケース

送信量が絶えず変動し、月当たりの送信数が10万件に満たない場合は、メールマーケティングに共有IPを使っても問題ありません。小規模企業は、共有IPによってメールマーケティング目標を確実に達成できます。共有IPを利用する送信者の数は変動するため、送信数の急な増減は送信者に影響を与えません。

どのような場合に共有IPアドレスが必要ですか?

専用IPと共有IPの違い

専用IP

  • メール到達率はIP所有者のみによって決まる
  • 送信者は1名なのでIPウォームアップが必須
  • IP関連の問題は自分の手で対応することが可能

共有IP

  • メール到達率は同じIPを利用する全ユーザーの行動に左右される
  • IPウォームアップは不要
  • IP関連の問題のトラブルシューティングにやや時間がかかる

料金

専用IPの月額はで、年間払いとなります。

注:スタンダードプランとプロフェッショナルプランの年間払いでのみ可能です。

モニタリング

専用IPが提供された後、受信者のISPで良い評価が確立されるまで、IPウォームアップを行うようお勧めします。当社のデリバリーチームがお客さまのIP評価を常にモニターして、問題があれば通知します。

メールマーケティングに専用IPが必要な場合、このフォームにご記入ください。当社の担当者よりご連絡を差し上げて、要件の詳細を確認させていただきます。

よくある質問

  • 専用IPを使うには、1アカウントに連絡先がいくつ必要ですか?

    Zoho Campaigns では、専用IPの提供条件に連絡先数は入りません。専用IPの提供にあたっては、当該ユーザーからのメール送信件数が考慮されます。

  • 専用IPアドレスを使うには、どれくらいのメール送信数が必要ですか?

    週に5万通、または月に10万通の送信が必要です。

  • 1ユーザーに提供できる専用IPアドレスの最大数はどれくらいですか?

    専用アドレスの最大数は、ユーザーの送信件数により異なります。

  • 新しい専用IPのウォームアップにどのような支援が提供されますか?

    Zoho Campaigns は、メール送信数がごくわずかのユーザーから、AOLメール、Outlook.comメール、Yahooメール、Gmailなどの最大手メールボックスプロバイダまで対応します。こちら(英語資料)から、新しい専用IPアドレスのウォームアップ方法をご確認ください。