プライバシーとセキュリティ

    Zoho Booksでは、貴社の組織のプライバシーを重要視しています。データ保護法の施行に伴い、Zoho Booksの以下の機能強化により、GDPRへの遵守を可能にしています。

    Zoho Booksでは、組織のユーザーが顧客の機密データにアクセスすることを制限することができます。ユーザーの役割を編集し、個人情報(PII)へのアクセスを有効または無効にすることができます。これを行うには、以下の手順を実行してください。

    • ページの右上隅にある[設定]に移動してください。
    • [ユーザーと役割]の下の[役割]を選択してください。
    • 役割にカーソルを合わせ、[編集]をクリックして既存の役割を変更するか、新しい役割を作成します。
    • 設定セクションまでスクロールし、[PIIデータにアクセス]を有効または無効にします
    • [保存]をクリックしてください。

    メモ:初期設定では、PIIへのアクセス設定は組織の管理者にのみ有効になっています。

    カスタム項目の作成

    カスタム項目は、ユーザー自身が作成した項目にデータを簡単に追加できるようにしています。新しいカスタム項目を作成する際に、機密情報を暗号化して保存する選択肢があります。

    • ページの右上隅にある[設定]をクリックし、[各種設定]を選択してください。
    • 新しいカスタム項目を作成するモジュールを選択してください。
    • [ラベル名]を入力して[データの種類」を選択してください。
    • [データのプライバシー]の下で、機密情報に基づいてデータを保存するオプションを選択してください。

    以下のいずれかのオプションが選択可能です。

    • 入力する情報が機密情報や個人を特定できる情報である場合は、PII(Personally Identifiable Information:個人識別情報)を選択してください。データの機密性によって、暗号化して保存、暗号化せずに保存、のいずれかを指定できます。入力する情報の機密度に応じて設定してください。
      • はい、個人情報(PII)です。暗号化して保存します。この項目は管理者ユーザーのみに詳細が表示されます。
      • いいえ、個人情報(PII)ではありません。暗号化しないで保存します。この項目は管理者ユーザーのみに詳細が表示されます。ただし、他のユーザーはこの項目を詳細検索に使用できます。

    入力する情報が個人を特定できる機密医療データである場合は、ePHI(Electronic Protected Health Information:電子的保護対象医療情報)を選択してください。たとえば、顧客の医療保険番号はePHI対象となります。このデータは機密データと見なされ、暗号化されて保存されます。

    • 管理者のみがこの項目にアクセスでき、他のユーザーはこの項目を詳細検索に使用できません。
    • 他の設定を選択して、[保存]をクリックしてください。

    メモ: テキスト、数字、メール、URL、日付、電話のデータ種類に対してのみ、項目をPIIまたはePHIとして設定できます。

    データのエクスポートの制限

    PIIやePHIを含む項目は管理者のみがアクセスでき、他のユーザーは機密情報をエクスポートできません。これには、社会保障番号、銀行口座番号、機密情報として設定したカスタム項目も含まれます。

    管理者が機密情報をエクスポートする手順は以下のとおりです。

    • データをエクスポートするモジュールに移動してください。
    • 3点リーダーアイコンから、エクスポートのメニューをクリックしてください。
    • エクスポートするモジュール(タブ)、取引のステータス、ファイル形式を選択してください。
    • [エクスポート時に機密の個人情報(PII)を含める]オプションにチェックを入れてください。
    • [エクスポート]をクリックしてください。